日本の経済はなぜ低成長なのか不思議に思いませんか?
なぜなら仕事がまったくないようなリーマン・ショックのような不況でもないし、近年だと労働者不足なんてよく聞きます。
労働者不足のような状態なら当然好景気になっているはずなのに、好景気だとは実感できません。
なぜ日本経済は低成長なのか疑問に思いませんか?
原因はどこにあるかいろいろ考えてみました。
日本と先進国の雇用人口の推移
なぜ日本経済は低成長なのか、
雇用人口が世界と先進国と比較したら少ないのか調べて見ました。
日本、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ドイツの就業者、雇用人口の推移を調べてみました。
これにより労働者の人口がわかるので労働力はどうなっているのかわかる。
結果は以下の通りになりました。
参考資料IMF
雇用人口は多い順でアメリカ、日本、ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、カナダという順になっています。
各国極端な変化もないように思います。
アメリカだけは雇用人口、就業者の数が少し多くなっていますが、他の国はほとんど横ばいであまり大きな変化がないのがわかる。
って事は日本経済が低成長の理由に雇用人口、就業者、労働者の数が減っているとは言い難い事がわかると思う。
多少は変動しているとは思うが極端な変化がないので労働者の数が露骨に減ったというわけではないと思う。
しかし、増えてもいないので労働者が増えていない事は単純に労働力が変わらない、もしくは減少しているとも言えるよね。
日本は少子高齢化だから今後は介護などの需要はさらに増えるのは簡単に想像できる。
介護のような仕事は効率化できにくいので生産性をあげるような事は不可能に近いと私個人考えています。
日本と先進国の一人あたりのGDPの推移
労働者、雇用人口に極端な変化がなかったのと先進国と比較してもほとんど変化もなかったので雇用人口が少なくなったのが日本経済が低成長の理由ではない事は上に書いた通りわかる。
次に日本経済が低成長の理由として考えられるのは一人あたりのGDPだ。
一人あたりの国内総生産が少ないのではないか?
他の国、先進国と比較してどうなのか調べみた。
結果は以下の通りになった。
参考資料IMF
一人あたりのGDPは1995年は多い順に
日本>ドイツ>アメリカ>フランス>イギリス>カナダ=イタリアの順になっていたのが
一人あたりのGDPは2018年には
アメリカ>ドイツ>カナダ>フランス>イギリス>日本>イタリアとなっているさらに一人あたりのGDPの世界ランキングを調べみた。1995年のランキング順位が2018年にはどうなっているのか。
アメリカ 10位→9位
ドイツ 6位→18位
カナダ 20位→20位
フランス 12位→21位
イギリス 17位→22位
日本 3位→26位
イタリア 21位→27位
と各国どちらかというと1995年よりも一人あたりのGDPの世界ランキングは下がっている。
上にあるグラフを見るかぎり一人あたりのGDPは米ドルベースになっているので為替の影響があるにせよ。日本だけ一人あたりのGDPは成長していない。
これがアメリカと日本の経済が差が広がっている原因だし、この一人あたりのGDPの低成長が日本経済が低成長の原因なのではないか!
他の国は少なからず一人あたりのGDPは成長しているのにもかかわらず日本だけが変わっていないので当然経済は成長しないわけだ。
なぜ一人あたりのGDPが成長しないのかいろいろ考えてみると儲からない産業が多いからなんじゃないのかなぁと思う。
逆転の発想で儲かりそうな、カネになるような産業に重点をおいて、経済政策するべきなのではないのかと感じる。
また、一人あたりのGDPが伸びないのは生産性の向上や効率化がうまく日本の企業ができていない可能性もあると思います。
もしくは日本の円の価値が下がっているからなのかもしれないし、少子高齢化の影響も少なからずあるだろうし、一人あたりのGDPが伸びない原因は一つだけでなく様々な要因があるんだと感じます。
また、今後少子高齢化の影響もあるし、日本の働き方が変わらないといけなくなるような気もしますね。なぜならこの一人あたりのGDPをあげていかないと経済も成長していかないと思うから。
最後に
この記事ではなぜ日本経済は低成長なのかについて書いてみました。原因はなんとも言えませんが少なからず一人あたりのGDPの低成長が1番の原因なんだと私個人思います。
どうやって今後一人あたりのGDPをあげていくのかは本気でいろいろ取り組んでいかないと日本経済は低成長から抜け出せないんじゃないのかなって思います。