皆さんは
2025年問題って知っていますか?
この記事は2020年1月に書いています。2025年までもうすぐなんです。あと数年したらもう2025年になります。果たして2025年問題とはなんなのか?皆さんは何を想像していますか?
この問題は知らない人も結構いると思いますので、今回はこの2025年問題について簡単に書いていきます。
2025年問題って何?
2025年問題って何が問題なのか簡単に説明していきたいと思います。
2025年問題とは
2025年から団塊の世代すべてが75歳以上となり、全人口の5人に1人を占めるようになります。
簡単に説明すると今現在よりもさらに少子高齢化が進み高齢化社会が進むことにより今現在よりもさらに若者の負担が増えると懸念されています。
なぜ高齢化社会が進むと問題になるのかと言うと高齢化社会が進んでしまう事で介護・医療費などの社会保障費の急増してしまうのです。
また、高齢化が進む事で国全体の労働力の低下も私個人は懸念しています。仕事をしている人が少なくなることで国際的な競争力も低下してしまう恐れもあると私個人思います。
団塊の世代が給付を受ける側に回るので、それによって医療費などの社会保障やその他の課題にどう取り組んでいくかが大きな問題となるのではないかと言われています。
ちなみに医療費は
厚生労働省の推計によると、2025年の医療保険給付は総額54兆円と予測されています。
この医療費は現在より12兆円以上増える見通しです。
さらに今後、高齢化が進むことにより認知症の人は増加していくと予測されていて。
2025年には65歳以上の5人に一人、約700万人が認知症になると予測されており、予備軍を含めると4人に一人になる。と言われています。
まとめ
2025年問題は高齢化社会が進む事により団塊世代が給付を受ける側になり、医療費などの社会保障費が増える事や認知症、認知症予備軍の人数が増えるなどの問題です。
高齢者って何歳から?
そもそも高齢者って何歳から言うのか言われてみたらわからない人もいるし、人によって高齢者の年齢が変わるかもしれませんよね。高齢者の定義を説明します。
高齢者とは国連では60歳以上が高齢者としています。また、世界保健機関 WHO の定義では、65歳以上の人のことを高齢者としています。高齢者の定義は一定ではないですが、日本では65~74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者としています。
日本の少子高齢化の現状
2025年問題について、高齢者については上に書いた通りですが、少子高齢化問題と言われてもあまり実感がないですよね。
今の日本の少子高齢化問題の現状を数値などを利用してわかりやすく説明します。
65歳以上の割合は?
日本では現在は高齢者を65歳としていますので、65歳以上の人口の割合の推移を紹介します。
65歳以上の人口の割合の推移
出典:統計ダッシュボード
となっています。上の画像を見れば65歳以上の割合は1990年は日本の人口の12%が65歳以上でしたが、今現在では65歳以上の割合が28%になっています。日本社会は高齢化が進んでいるのがわかりますよね。年々割合が高くなっています。
まあこれを止めないと高齢化が止まりませんよね。この画像からもわかるようについ最近高齢化になったわけではなくて、20年ぐらい前から割合が少しずつ高くなっているのです。
1番の問題は今までこの高齢化の問題に本格的に何かしらの対策をしていないのが問題だと思う。今から高齢化対策をしても効果が数値としてでてくるのは結構先になると私は考えています。このまま割合が高くなっていったら間違いなく何かしらの問題が起きると思う。
私達に必要な事はこの深刻な高齢化問題を認識する事ではないでしょうか。認識して国や都道府県全体でこの高齢化をとめないとこれから産まれてくる子どもたちにいろいろ負担させてしまうと思います。
人口に対しての年齢層の割合
日本の人口全体の年齢層の割合を簡単に円グラフにして書いていきます。
0〜14歳、15歳〜64歳、65歳以上の割合を1990年と2019年を比較してどう変わっているのか円グラフを利用して書いていきます。
結果は以下の通り
出典:統計ダッシュボード
1990年は0〜14歳が18%が2019年は12%と割合が少なくなっていて、同じく15歳〜64歳も70%だったのが2019年は60%と割合が少なくなっていますね。
唯一、65歳以上の割合だけが12%から28%と高くなってしまっています。
この事からも高齢化社会が進んでいますし、さらに高齢化だけでなく少子高齢化となっていますね。
高齢化率世界ランキング
日本の高齢化の割合は上にも書きましたが世界各国と比較したら日本の高齢化率はどのくらいなのか、他の国はどうなのかしりたくないですか?調べて見ました。
世界各国の高齢化率のランキングを紹介します。
日本だけでなくイタリアやドイツ、ギリシャなども高齢化が問題になりつつありますね。しかし、日本の高齢化の割合をみればダントツ1位です。
日本の出生数
出生数とは簡単に言うと産まれてきた人の数です。
高齢化がとまらなくて高齢化社会がすすんでいるのは産まれてくる人の人数がすくないからではないでしょうか。出生数の推移を調べて見ました。
結果以下の通りです。
出典:統計ダッシュボード
こちらの出生数をグラフで見てみると、年々少なくなっているのがわかりますよね。
この出生数を増やしていかないと、高齢化が止まらないわけです。1990年は120万人いたのが2018年は91万人、最新の2019年は86万人に減っています。
この出生数が減り続けていけばさらに高齢化が進んでしまいます。
高齢化の割合もそうでしたが出生数の推移をみても90年代後半くらいから減り続けていますよね。1番の原因は国や私達は高齢化について、出生数の減少について問題視していなかったわけ、90年代に何かしらの対策や改善をしてくべきだったと今更感じる。
出生数が減れば間違いなく人口も減少していきますよね。だって産まれてくる人が少ないのだから。今からでも国や地方自治体がこの出生数の減少について本格的に改善などの取り組んでいくべきです。
終わりに
この記事では2025年問題、少子高齢化の現状を書いていきました。数値で見ていくとかなり厳しい現状なのがわかります。今は大丈夫かもしれないけれどこれから、この先どうなるか不安しかないです。
よく人手不足や介護の人手不足なども話題になりますが、高齢化対策として、高齢化に対応していくのも大事ですが、高齢化を食い止めてこれから先、産まれてくる子どもたちに負担を背負わせたりしないようにしてほしいです。
今の日本をなんとかするもこれから先の日本を良くして欲しい。これから産まれてきたり、若い子どもたちに余計な負担を背負わせたりしたくないです。