この世にはいろんな法則があります。皆さんが気づかないだけで身近な所にもいろんな法則が応用されいたりするんです。
今回は、仕事に応用したり、仕事に役立ちそうな法則を紹介していきます。
ビジネス、仕事の法則
この世の物事には何かしらの傾向やパターンが存在しています。それは仕事やビジネスも同じなのです。仕事にも様々な傾向やパターンのような法則があります。
そこで仕事に応用したり、仕事に役立つ、ビジネスに関する法則を紹介していきます。
メラビアンの法則
メラビアンの法則とは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した法則です。コミュニケーションは「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」で構成されています。
矛盾したコミュニケーションでは、どの要素が重視されるかというとメラビアンの法則では言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%となっています。矛盾したコミュニケーションでは非言語情報が93%の影響があるとなっています。
何が言いたいのかって言うとこの法則では情報の3要素に矛盾があると言葉だけでは相手に自分の伝えたい意図がしっかりと正確に伝わらないよって事。
そして、相手に正確に伝えたりする為には話の内容だけでなく見た目や態度のような非言語情報にも気を遣っていかないとしっかりと言語情報が伝わりませんよって事。
アイドマ(AIDMA)の法則
消費者がある商品を購入するには5段階のプロセスがあるという法則。Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)というプロセスがあるという法則。
わかりやすくするとAttention(顧客の注意を引く)⇒Interest(顧客に商品を訴求し関心を引く)⇒Desire(顧客に商品への欲求があり、それが満足をもたらすことを納得させる)⇒Action(顧客に行動を起こさせる)という事になります。
ハインリッヒの法則
ハインリッヒの法則とは重大な事故:軽微な事故:ヒヤリとする出来事が1:29:300の割合で発生しているという法則です。
1件の重大な事故の背景には、29件の軽微な事故があり、その背景には300件のヒヤリ・ハットが存在するという法則です。小さなヒヤリ・ハットが積み重なっていくと軽微な事故や重大な事故につながっていきますよって事。
ピーターの法則
ピーターの法則とは能力主義の会社組織などの中において、人は自らの能力の限界まで出世する。それまで優秀と言われていた有能な人はその段階で無能に変わる。という法則です。上司は無能ばかりなんてよく聞きますよね。
ヒックの法則
ヒックの法則とは、例えば選択肢が、2つの場合の意思決定までの時間と10個の選択肢から1つを選ぶまでの意思決定の時間を比較すると
選択肢が2つの場合は、選択する時間が凄く短い。しかし、選択肢が増えるにつれて、意思決定の時間は、長くなっていくのです。これを「選択肢の矛盾」と言います。選択肢が多いほど迷う心理が働いていてしまうわけです。
ダラリの法則
ダラリの法則とは、「ムリ」「ムラ」「ムダ」の仕事の問題点を抽出し、そこから成果に繋がらないものを排除していく考え方。「ムリ」「ムダ」「ムラ」をなくす為には、まずは非効率だと思われる仕事をすべて洗い出さなければいけません。
やり直しのムダ、調整のムダ、監視のムダ、チェックのムダ、探すムダ、などのムダがありますよね。ムリな目標、ムリな納期、ムリな計画、ムリな価格などのムリがあります。
作業のやり方によるムラ、人によって異なるムラ、かかる時間のムラ、品質のムラなどのムラがあります。こういうムダ・ムリ・ムラを検証しなければいけません。
返報性の原理
人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱くが、こうした心理を言います。相手から何かを恩を与えられた場合、何かを返さなくてはならないと感じてしまいますよね。こういう事が返報性の原理なんです。
パーキンソンの法則
第1法則「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」
第2法則「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
という法則です。まあわかりやすくするとに仕事に与えれた時間や納期はぎりぎりまで使う。給料などのお金は全部使ってしまうこと。
パレートの法則
パレートの法則とは「2:8の法則」とも呼ばれています。全体の2割程の要人が大部分の利益をもたらしており、そしてその2割の要人が間引かれると、残り8割の中の2割がまた大部分の利益をもたらすようになるというものです。
パレートの法則が用いられる事象としてはよく聞くのは。
・仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
・故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。
・住民税の8割は、全住民のうち2割の富裕層が担っている。
2-6-2の法則
「優秀な人2割」「普通の人6割」「パッとしない人2割」。組織や会社内においても平均すると上から2割の者が全体の数字の大部分を担っており、6割は普通、下の2割はあまり働かないが存在していると言われています。また、人々が集団やグループを構成した場合や自然発生的にこのような内訳になるという法則です。
最後に
この記事ではいろんなビジネスに関する仕事に役立つ法則を書いてみました。この世にはいろんな法則や原理があって、役立つものもあればなるほどというものもあり、気づかないだけで身近な物事にいろんな法則を活用されていたりします。
もしも何かの参考にでもなれば嬉しいです。また、仕事の話のネタにでも活用してもらえば嬉しいです。